歯の矯正。どれだけの期間と費用が必要?気が遠い・・・

歯科矯正を考えているけど高い?ローン?色々調べてみよう

美容目的でない歯列矯正について


いま、美容目的ではなく歯の矯正をする人が増えています。昔は、歯並びが悪いとみっともないという理由で矯正する人が大半でしたから、患者のほとんどが裕福な家庭の子供たちでした。しかし、噛み合わせが悪かったり歯並びが悪いことで、あごや歯茎に余計な負担がかかり、脳の発達や顔の筋肉の発達に支障が出る、最悪は身体にも何らかの悪影響があるとわかった現代では、大人になってからでも歯列矯正をする人が増えてきているのです。噛み合わせが悪いことで頭痛や肩こりなどの症状が出るのは、血流の悪化や偏った筋肉の使い方をしているからで、長年そういった症状に悩まされてきた人にとっては歯列矯正こそが治療となるのです。根本的に解決することは非常に有効であり、昔よりは矯正の費用も安くなってきているので、ハードルが下がっているといえるでしょう。
しかし、子供の矯正と違って、成人してからの矯正には膨大な時間がかかります。子供のころですと永久歯が生えそろってからすぐに器具をはめ込み、歯やその周辺の組織が柔らかいうちに矯正することができます。やわらかいうちに場所や方向をしっかり器具で固定することで、半年~1年ほどで器具を外すことができます。その後もめったなことがない限りはきれいな歯列が維持できますし、アフターケアも楽なものです。対して、成人後ではすでに歯列が固まってしまっているため、器具をつけての矯正に1年~3年は見たほうがいいでしょう。器具をつけている間は、歯間や器具の隙間に食べかすが挟まりやすいので、定期的にクリニックでの洗浄が必要となります。費用としてもかなりかかり、器具を付けた見た目もあまり格好のいいものではないため、増加しているとはいってもまだまだ歯列矯正をせずに放置したままの人も多くいるのが現状です。